1966年に来日記念盤として「ステレオ! これがビートルズ Vol.1(Please Please Me)」の第2弾として、日本では未発表の「ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)」を基本としてリリースされた。

ジャケット、曲順は独自編集となっている。このアルバムはステレオ盤のみ発売。8ページの日本盤オリジナルのブックレット入り。stereoマスター。

ステレオといっても右チャンネルにボーカル、左チャンネルに演奏が入っているため、左チャンネルにボリュームをまわすと、カラオケ状態になるという不自然なものだった。

これはアビーロード・スタジオの録音機材が2チャンネルであったため、あとでモノ・ミックスを作るときに歌とオケのバランスを調整しやすくできるようにという、ジョージ・マーティンのアイディアにより、右チャンネルに歌とコーラス、左に演奏というバランスでステレオ・マスターが作られていたため。初期4枚については日本に入ってきたマスターがこの状態のため、日本でカッティングをする際そのまま使ったと思われます。ちなみに英オリジナル、米編集盤もステレオ盤はこのようなバランスになっています。

1982年以降には英オリジナル「ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)」にジャケット、曲順とも準じた形でリリースされている。

(これ以降曲順、ジャケットがオリジナルに準ずる)
1982/01/21(stereo) /東芝EMI ODEON-EAS80551
1982/01/21(mono初盤) /東芝EMI ODEON-EAS70131
1992/03/25(mono) /東芝EMI ODEON-TOJP7072(デビュー30周年記念盤)
2004/01/21(mono) /東芝EMI ODEON-TOJP-60132(限定盤)

CD
1987/02/26(CD-mono) /東芝EMI ODEON-CP32 5322
1998/03/11(CD-mono) /東芝EMI ODEON-TOCP51112

規格
12インチLPヴァイナル(アナログレコード) / CD

録音
英 アビー・ロード・スタジオ

マトリックス番号
—–

プロデューサー
ジョージ・マーティン

チャート最高位
日　88位

関連アルバム
※1963年 英国盤:
「ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)」

※1964年 米国盤:
「ミート・ザ・ビートルズ(Meet The Beatles!)」

※1964年 米国盤:
「ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム(The Beatles’ Second Album)」

※1964年 日本盤:
「ビートルズ! (Meet The Beatles)」

1. オール・マイ・ラヴィング(All My Loving)
2. プリーズ・ミスター・ポストマン(Please Mister Postman)
3. ドント・バザー・ミー(Don’t Bother Me)
4. イット・ウォント・ビー・ロング(It Won’t Be Long)
5. オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ(All I’ve Got To Do)
6. リトル・チャイルド(Little Child)
7. ティル・ゼア・ウォズ・ユー(Till There Was You)

アナログB面

1. ロール・オーヴァー・ベートーヴェン(Roll Over Beethoven)
2. マネー(Money-That’s I Want)
3. 彼氏になりたい(I Wanna Be Your Man)
4. ホールド・ミー・タイト(Hold Me Tight)
5. デヴィル・イン・ハー・ハート(Devil In Her Heart)
6. ナット・ア・セカンド・タイム(Not A Second Time)
7. ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー(You Really Got A Hold On Me)