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♣ キンクス(The Kinks)について♣
1964年、レイとデイヴのデイヴィス兄弟を中心にロンドンで結成され、64年にデビュー。
60年代中盤からコンセプチュアルなアルバム作りを行い数々の傑作を生む。
ファズ・ギターを効かせた音は“キンキー・サウンド”と呼ばれる。最も英国らしいバンドのひとつとして現在も活躍中。
1963年、デイヴィス兄弟の弟デイヴ・デイヴィスと、ピート・クエイフが中心となって結成していたザ・レイヴンスというグループにデイヴの兄レイ・デイヴィスがリズム・ギターで参加したことから始まる。
1964年、リトル・リチャードのカバー「ロング・トール・サリー」でデビュー。
同年ファースト・アルバム「「キンクス-The kinks)」発売。
三枚目のシングル「ユー・リアリー・ガット・ミー –You Really got me 」で初の全英チャート1位を獲得し、全米でも七位のヒットとなる。
その後も「All Days and All of the Night」(全英2位)、「Waitting for you」(全英1位)、「Set Me Free」(全英9位)などのヒット曲を連発。
アイドル・グループとしての地位を着々と築いていたキンクスだが、当時、常に解散の危機にあったともいわれている。
ドラムのピート・クワイフは何度も脱退と復帰を繰り返し、1968年ついに正式にバンドから脱退。
さらにリーダーのレイ・デイヴィス自身も、アイドル・バンド路線に納得できず、何度も脱退を宣言、そのたびに説得されてバンドに戻っていた。
こうした、バンドの内情は当然バンドのライブ活動にも影響を与えることとなり、彼らはライブを頻繁にキャンセル。
特に1965年のアメリカ・デビュー・ツアーのキャンセルはアメリカの音楽ビジネス関係者を激怒させることになり、その後、1965年から4年間アメリカでの活動を禁じられてしまう。
すでにアメリカ進出を果たしたビートルズやローリング・ストーンズに比べ、ブリティッシュ・インベイジョン(※注)の波に乗りながら、キンクスが世界的に知名度が低いのはこの時の失敗が原因だったともいわれている。
しかし、特徴とも言える英国的なブラック・ユーモアは、こうして英国にとどまることになったために生まれたともいえる。
1967年、しだいに自分の目指す音楽が見えてきたレイ・デイヴィスは、それまでのシングル・ヒット狙いの路線からアルバム重視の路線へと方向転換を行うため、自らがプロデュースを行うようになる。
ミュージシャン自らがプロデュースを行うというのは当時はまだ珍しく、いち早く新しいロックの道を歩み始めたバンドだった。
1967年 アルバム「サムシング・エルス-Something Else」内の「ウォータールー・サンセット-Waterloo sunset」は、いまではイギリスでは40周年記念盤が発売されるほどロック・クラシックとして愛されている曲でもあるが、当時は残念ながらそれほどヒットせず、レコード会社とはその後の方針で対立。
しかし、8作目となった彼らのアルバム「アーサーもしくは大英帝国の衰退と滅亡 Arthur or the Decline and Fall of the British Empire」(1969年)は、「ロック・オペラ」&「コンセプト・アルバム」というロックの新しいスタイル初期の傑作として高い評価を得ることに成功。
このアルバムの成功により、彼らはその後もロック・オペラ的な作品作りを行うことが可能となり、以降はコンセプチュアルなアルバム作りを推し進め、こうした路線の最高傑作ともいえるアルバム「ローラ対パワーマン、マネーゴーランド組第一回戦 Part 1.Lola Versus Powerman and the Moneygoround」を発表。
代表曲ともなった「ローラ-Lola」、「エイプマン」がこのアルバムからヒットした。
1978年になるとヴァン・ヘイレンによる「ユー・リアリー・ガット・ミー You Really Got Me」のカバーが世界的に大ヒット、幾分停滞していたキンクスもまた再び脚光を浴びるようになる。
翌年には全米11位となった傑作アルバム「ロウ・バジェット Low Budget」を発表。新しいファン層を獲得。
1983年、結成20周年を迎えたキンクスは、「ステイト・オブ・コンフュージョン State of Confusion」を発表。
タイトルどおり、アメリカの体制を批判したアルバムは全米12位のヒットとなるが、翌年アルバム「ワード・オブ・マウス Word of Mouth」発表後、キンクスは一時的に休止状態となる。
その間レイ・デイヴィスは2本の映画に関わる。
この後、キンクスが発表するアルバムは数が減ってゆき、ライブも少なくなってゆく。
しかし、いまなお解散はせず、2007年現在も、最もイギリスらしいバンドのひとつとして未だイギリスの若手バンドにとって憧れの存在であり尊敬を集めている。
2004年にレイは長年の功績を称えられ大英帝国勲章の第3等CBEを叙勲した。
※注 60年代の第一次ブリティッシュ・インベンション-1964年2月にビートルズがアメリカ上陸を果たしたことに端を発し、多くのUKバンドがチャートを席巻した。
中心メンバー
- レイ・デイヴィス(Ray Davies = Raymond Douglas Davis, ボーカル、ギター)
- デイヴ・デイヴィス(Dave Davies, ギター)
- ミック・エイヴォリー(Mick Avory, ドラム、1984年脱退)
ベーシスト
- ピート・クウェイフ(Pete Quaife, ベース、1969年脱退)
- ジョン・ダルトン(John Dalton, ベース、1969年加入、1976年脱退)
- アンディ・パイル(Andy Pyle, ベース、1976年加入、1977年脱退)
- ジム・ロッドフォード(Jim Rodford, ベース、1978年加入)
キーボード
- ジョン・ゴスリング(John Gosling, キーボード、1971年加入、1978年脱退)
- ゴードン・エドワーズ(Gordon Edwards, キーボード、1978年加入)
- イアン・ギボンズ(Ian Gibbons, キーボード、1979年加入、1989年脱退、1993年復帰)
- マーク・ヘイリー(Mark Haley, キーボード、1989年加入、1993年脱退)
ドラマー
- ボブ・ヘンリット(Bob Henrit, ドラム、1984年加入)
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