4人はアイドル(Help!)
: 英国盤公式オリジナルアルバム |
4枚目にリリースされた英国盤公式オリジナルアルバム。
年が明けた1965年、ビートルズの主演映画2作目の制作が発表され、それにともなうアルバムの録音が2月からスタート。
今回も「A Hard Day’s Night」同様、映画のタイトルも内容も決まる前からのレコーディングとなった。
タイトル曲「Help!」は映画のタイトルが決まってから急遽書き下ろしたもの。
A面が映画の収録曲、B面がそれ以外の曲という構成となっている。
このアルバムから、ビートルズとジョージ・マーティンは新しいレコーディング方法(4トラックのうち1~2トラックにリハーサルを録音しておき、これを再生しながら残りのトラックにリズムトラックを録音、後でリハーサルを録音したトラックにオーヴァーダビングするという方法)を取り入れている。
その結果、オーバーダビング用にテイクをいくつも取る必要が無くなり、多様な楽器を用いた複雑な楽曲が可能となった。
ジョージはこのアルバムのレコーディングで初めてフット・コントロール式のトーン・ペダルを使用。また、他のメンバーも新しい楽器を意識的に取り入れ始めている。
メンバーとジョージ・マーティン以外の外部のアーティストを使ったのもこのアルバムから。とくに「Yesterday」のストリングスカルテットは、当時のポップス界では新しい試みであったとジョージ・マーティンは後に語っている。
このアルバム以降、ビートルズはコンサートやその他公の場での活動から遠ざかり、スタジオでのレコーディングに一層力を注ぐようになっていく。
アメリカではサウンドトラックとして「4人はアイドル(Help!) ※キャピトル編集盤」をリリース。本アルバムA面と、ケン・ソーンの映画音楽で構成。
日本では、本アルバムと米編集盤の両方が東芝からリリースされた。
ジャケット写真
なぜか裏焼きになってる(コートの前合わせが逆)。手旗信号のポーズがじつは「HELP」ではなく「NUJV」となっているが、最初はHELPのポーズをとったところ、絵的にあまりよろしくないので架空のポーズをつけた、とカメラマンのロバート・フリーマンは語っている。 |
Parlophone-PMC1255
Parlophone-PMC1255-back
Capitol-MAS2386
ODEON-OP7387
Apple-EAS80554 |
リリース / レーベル
英:
1965/08/06 (mono)Parlophone-PMC1255
1965/08/06 (stereo)Parlophone-PCS3071
1987/04/30 (CD-mono)Parlophone-CDP 7 46439 2
米:
(キャピトル編集盤 英オリジナルと構成、ジャケットが異なる-米編集アルバムへ)
1965/08/13 (mono)Capitol-MAS2386
1965/08/13 (stereo)Capitol-SMAS2386
(英オリジナルと同じ)
1985/11/ (stereo)Mobile Fidelity MFSL-1-105
1887/07/21 (CD-mono)Capitol-CLJ46439
日:
1965/09/15 (stereo)東芝音工ODEON-OP7387
1967/06/05 (stereo)東芝音工ODEON-OP8151
1970/ (stereo)東芝音工 Apple-AP8151
1976/06/20 (stereo)東芝EMI Apple-EAS80554
1982/01/21 (mono Red Vinyl) 東芝EMI ODEON-EAS70134(限定カラー盤)
1992/03/25 (mono)東芝EMI ODEON-TOJP7075(デビュー30周年記念盤)
1987/02/26 (CD-mono)東芝EMI ODEON-CP32-5325
1998/03/11 (CD-mono)東芝EMI Parlophone-TOCP51115
(キャピトル編集盤の日本発売盤 英オリジナルと構成、ジャケットが異なる-米編集アルバムへ)
1970/10/25 (stereo)東芝音工 Apple-AP80060
1976/06/05 (stereo)東芝EMI Apple-EAS80567
規格
12インチLPヴァイナル(アナログレコード) / CD
録音
英 アビー・ロード・スタジオ
マトリックス番号
Parlophone
PMC1255(mono)
/ side A : XEX549-2 / sideB : XEX550-2
PCS3071(stereo)
/ side A : YEX168-2 / sideB : YEX169-1
プロデューサー
ジョージ・マーティン
チャート最高位
英 1位
関連アルバム
米国盤:
1965年「4人はアイドル(Help!) ※キャピトル編集盤」
1965年「ビートルズ VI(Beatles VI)」
1965年「ラバー・ソウル(Rubber Soul)※キャピトル編集盤」
1966年「イエスタデイ・アンド・トゥデイ(Yesterday … and Today)」
日本盤 :
なし
「イエスタデイ(Yesterday)」は知る人ぞ知るポールの代表作だが、ビートルズ解散後、ポール率いるウィングスが演奏していたビートルズ時代の演奏曲の一つで映画「ヤア!ブロードストリート」でも演奏しているが、1980年当時、権利はマイケル・ジャクソンが高額で買い取っており、ポールは自分の曲なのに許可を取って演奏した。
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収録曲
アナログA面
- ヘルプ!(Help!)
- ザ・ナイト・ビフォア(The Night Before)
- 悲しみはぶっとばせ(You’ve Got To Hide Your Love Away)
- アイ・ニード・ユー(I Need You)
- アナザー・ガール(Another Girl)
- 恋のアドバイス(You’re Going To Lose That Girl)
- 涙の乗車券(Ticket To Ride)
アナログB面
- アクト・ナチュラリー(Act Naturally)
- イッツ・オンリー・ラヴ(It’s Only Love)
- ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ(You Like Me Too Much)
- テル・ミー・ホワット・ユー・シー( Tell Me What You See)
- 夢の人(I’ve Just Seen A Face)
- イエスタデイ(Yesterday)
- ディジー・ミス・リジー(Dizzy Miss Lizzie)
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▶▶次の発売
1965年「ラバー・ソウル(Rubber Soul)」
◀前の発売
1964年「ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)」
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