ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)
: 英国盤公式オリジナルアルバム
4枚目に発売された英国盤公式オリジナルアルバム。

3枚目の「A Hard Day’s Night」の発売からたった1ヶ月でレコーディングが始まった。
(年に2枚のアルバム作成が契約であり、2枚目はクリスマスにむけて作られるのが常であったので、12月の発売に間に合わせる必要があった。)

本作も8月からレコーディングが始まり3週間ほどで完成させている。この時期、アメリカ上陸を果たしたビートルズは人気絶頂の時期で、ツアーなど多忙を極めており、このレコーディングもツアーの合間を縫っての録音であった。前作「A Hard Day’s Night」とは違い、書き下ろしの新曲は8曲しか用意できなかったため、よく演奏していたステージナンバーでアルバムを埋めることとなった。

ビートルズの中では地味な印象を与えるアルバムだが、ボブ・ディランに影響を受けたというジョンの内省的な「アイム・ア・ルーザー(I’m A Loser)」や、おそらく楽曲としては史上初フェードインのイントロで始まる「エイト・デイズ・ア・ウィーク( Eight Days A Week)」など、この後に続く作品への音楽性の変化の前兆が感じられる。

またジョージ・マーティンは、この頃からビートルズはミックス・セッションに参加するようになり、アレンジもジョージ・マーティン主導から、メンバーの意見主導にかわってきていると語っている。

アメリカでは米キャピトル・レコードの編集アルバムとして「Beatles ’65」としてリリース。
英「Beatles for Sale」から8曲、英「A Hard Day’s Night」から1曲、英シングル「I Feel Fine/She’s A Woman」を収録。選にもれた6曲を1965年リリースの「ビートルズ VI」に収録された。

日本盤はタイトルを米キャピトルに準じて「ビートルズ ’65」という名称でリリース。内容は英オリジナルと同。

Parlophone-PMC1240
Parlophone-PMC1240
Parlophone-PMC1240-back
Parlophone-PMC1240-back
Mobile Fidelity MFSL-1-104
Mobile Fidelity MFSL-1-104
ODEON-OP7179
ODEON-OP7179
Apple-EAS80553
Apple-EAS80553
リリース / レーベル
英:
1964/12/04 (mono)Parlophone-PMC1240
1964/12/04 (stereo)Parlophone-PCS3062
1987/02/26 (CD-mono)Parlophone-CDP 7 46438 2 

米:
1985/11/ (stereo)Mobile Fidelity MFSL-1-104
1887/07/21 (CD-mono)Capitol-CLJ46438

日:
(日本ではビートルズ ’65という名称でリリース。米国盤Beatles ’65とは異なる)
1965/03/15 (stereo)東芝音工ODEON-OP7179
1968/08/01 (stereo)東芝音工ODEON-OP8442
1970/ (stereo)東芝音工 Apple-AP8442
1976/06/20 (stereo)東芝EMI Apple-EAS80553

(これ以降 ビートルズ・フォー・セールという名称でリリースされる)
1982/01/21 (mono Red Vinyl) 東芝EMI ODEON-EAS70133(限定カラー盤)
1992/03/25 (mono)東芝EMI ODEON-TOJP7074(デビュー30周年記念盤)
1987/02/26 (CD-mono)東芝EMI ODEON-CP32-5324
1998/03/11 (CD-mono)東芝EMI Parlophone-TOCP51114

規格
12インチLPヴァイナル(アナログレコード) / CD

録音
英 アビー・ロード・スタジオ

マトリックス番号
Parlophone
PMC1240 (mono)
/ side A : XEX503-3N / sideB : XEX504-3N

PCS3062 (stereo)
/ side A : YEX142-1 / sideB : YEX143-1

プロデューサー
ジョージ・マーティン

チャート最高位
英 1位

関連アルバム
米国盤:
1964年「ビートルズ ’65(Beatles ’65)
1965年「ビートルズ VI(Beatles VI)」

日本盤 :
1964年「ビートルズ ’65(Beatles For Sale)

「ハニー・ドント – Honey Don’t」はボーカルをリンゴが取っているが、この曲は、1962年から1965年に掛けてのビートルズのライブレパートリーで、デビュー前はピート・ベストが、ピートが脱退後は1963年夏頃までジョンが歌っていた。ジョンのボーカルの「Honey Don’t」は「ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC(The Beatles Live At The BBC)」で聞く事ができる。

収録曲
アナログA面  

  1. ノー・リプライ(No Reply)
  2. アイム・ア・ルーザー(I’m A Loser)
  3. ベイビーズ・イン・ブラック(Baby’s In Black)
  4. ロック・アンド・ロール・ミュージック(Rock And Roll Music)
  5. アイル・フォロー・ザ・サン(I’ll Follow The Sun)
  6. ミスター・ムーンライト(Mr. Moonlight)
  7. カンサス・シティ〜ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ(Kansas City~Hey, Hey, Hey, Hey)

アナログB面

  1. エイト・デイズ・ア・ウィーク – Eight Days A Week
  2. ワーズ・オブ・ラヴ – Words Of Love
  3. ハニー・ドント – Honey Don’t
  4. エヴリー・リトル・シング – Every Little Thing
  5. パーティーはそのままに – I Don’t Want To Spoil The Party
  6. ホワット・ユー・アー・ドゥーイング – What You’re Doing
  7. みんないい娘 – Everybody’s Trying To Be My Baby

▶▶次の発売
1965年「4人はアイドル(Help!)

◀前の発売
1964年「ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)


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