ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)
:英国盤公式オリジナル・アルバム
大成功で終わったアメリカ初訪問から戻ってきたビートルズは、初の主演映画との抱き合わせのアルバムの製作に取りかかることになった。
このアルバムは映画のためにカバー曲のない新曲のみで作る必要があり、結果、ビートルズのオリジナルナンバーだけによる初めてのアルバムとなった。 

「A Hard Day’s Night」というタイトルは、あまりの忙しさにリンゴが「It’s been a hard day(忙しい日だった)」と言いかけて、もうとっくに夜になっていることに気づいて「…’s night」と付け足した、何気ない一言が、撮影がほとんど終わっているのに関わらずまだタイトルが決まっていなかった映画の雰囲気にぴったりだったため採用された。

リチャード・レスターから映画のタイトルを「A Hard Day’s Night」にするつもりだ、と聞いたジョンは、次の日の朝にはタイトル曲「A Hard Day’s Night」を書きあげてきたという。
タイトルが先に決まっている曲をかくというのは初めてのことだった。

米United Artists盤の「A Hard Day’s Night」は本アルバムより半月ほど早くリリースされたが、内容が映画のサントラ仕様となっており、本アルバムからオリジナル9曲と、ジョージ・マーティンのスコアによるオーケストラ演奏が4曲という構成になっている。(詳細は 米United Artists盤のページへ)

日本盤は英オリジナルアルバムより2ヶ月後にリリース。
ジャケットが映画のスチール写真を使っているが、内容は英オリジナル・アルバムと同じ。(詳細は 日本盤のページへ)

PMC1230
Parlophone-PMC1230
PMC1230
Parlophone-PMC1230-back
PCS3058
Parlophone-PCS3058
MFSL-1-103
Mobile Fidelity-MFSL-1-103
OP7123
ODEON-OP7123
EAS80552
ODEON-EAS80552
リリース / レーベル
英:
1964/07/10 / (mono)Parlophone-PMC1230
1964/07/10 / (stereo)Parlophone-PCS3058
1987/02/26 / (CD-mono) CDP 7 46437 2(CD) 

米:
1987/03 / (stereo)Mobile Fidelity-MFSL-1-103
1987/07/21 / (CD-mono)Capitol-CLJ46437

日:
ジャケットが日本盤オリジナル(日本盤のページへ)
1964/09/05 /(stereo)東芝音工 ODEON-OP7123
1967/06/05 /(stereo)東芝音工 ODEON-OP8147
1969/09/10 /(stereo)東芝音工 Apple-AP8147

(これ以降ジャケットが英オリジナルに準ずる)
1976/06/20 / (stereo)東芝EMI Apple-EAS80552
1982/01/21 / (mono)東芝EMI ODEON-EAS70132
(限定カラー盤)
1992/03/25 / (mono)東芝EMI ODEON-TOJP7073
(デビュー30周年記念盤)

1987/02/26 /
(CD-mono)東芝EMI ODEON-CP32 5322
1998/03/11 /
(CD-mono)東芝EMI ODEON-TOCP51113

規格
12インチLPヴァイナル(アナログレコード) / CD

録音
英 アビー・ロード・スタジオ

マトリックス番号
Parlophone
PMC1230 (mono)
/ side A:XEX 481-3N sideB:XEX 482-3N

PCS3058 (stereo)
/ side A:YEX 126-1 sideB:YEX 127-1

プロデューサー
ジョージ・マーティン

チャート最高位
英:01位 米:01位

関連アルバム
米国盤:
1964年「ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム(The Beatles’ Second Album)

1964年「ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)※米ユナイテッド・アーティスツ・レコード編集盤

1964年「サムシング・ニュー(Something New)

日本盤 :
1964年「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (A Hard Day’s Night)

このアルバムのレコーディング終了後のフォトセッション中にリンゴが過労でたおれ、昏睡。その後のツアーをキャンセルすることができずセッションドラマーのジミー・ニコルが代役を務めた。

収録曲
英EMI Parlophoneオリジナル盤
アナログA面 

  1. ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)
  2. 恋する二人(I Should Have Known Better)
  3. 恋におちたら(If I Fell)
  4. すてきなダンス(I’m Happy Just To Dance With You)
  5. アンド・アイ・ラヴ・ハー(And I Love Her)
  6. テル・ミー・ホワイ(Tell Me Why)
  7. キャント・バイ・ミー・ラヴ(Can’t Buy Me Love)

アナログB面

  1. エニイ・タイム・アット・オール(Any Time At All)
  2. ぼくが泣く(I’ll Cry Instead)
  3. 今日の誓い(Things We Said Today)
  4. 家に帰れば(When I Get Home)
  5. ユー・キャント・ドゥ・ザット(You Can’t Do That)
  6. アイル・ビー・バック(I’ll Be Back)

▶▶次の発売
1964年「ビートルズ・フォー・セール(Beatles for Sale)

◀前の発売
1963年「ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)


ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles): 英国盤公式オリジナル・アルバム 取扱店(ヴァイナル・CD含む)

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