1、ロックンロールの時代~1960年以前
- エレクトリックギターの登場
- ロックンロールの誕生
- ロックンロール排斥の時代
1、ロックンロールの時代~1960年以前
B.ロックンロールの誕生 |
Louis Jordan and His Tympany Five
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1930年後半、サックス奏者であったルイ・ジョーダン(Louis Jordan)が、彼のバンド「ルイ・ジョーダンと彼のティンパニー・ファイブ(Louis Jordan and His Tympany Five)」を率い、活動を開始。
今まで音楽の演奏はビッグバンド編成が当たり前だった時代に少人数で演奏を行うコンボ形式で演奏し、1944年「G.I.ジャイヴ」がヒットチャート1位を獲得。この少人数制の演奏形式が後にビル・ヘイリー(Bill Haley)などに引き継がれていきます。
また、1946年のヒット「エイント・ザット・ジャスト・ライク・ア・ウーマン(Aint That Just Like A Woman )」は、後のロックンロールに通じるイントロで始まり、チャック・ベリーの楽曲「ジョニー・B.グッド」のヒントになったとも言われています。
一方、アメリカのラジオDJ「アラン・フリード(Alan Freed」は、1951年リズムアンドブルース専門のラジオ番組「ムーンドッグズ・ロックンロール・パーティ」を開始、チャック・ベリーやリトル・リチャード、レイ・チャールズなどの黒人リズムアンドブルースの音楽を、当時の黒人のスラングであった「ロックンロール」という言葉を用いて表現、ジャンルとして定着させた。
Bill Haley & His Comets
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1954年 「ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ(Bill Haley & His Comets)」が発表した「ロック・アラウンド・ザ・クロック(Rock Around The Clock)」が映画「暴力教室(Blackboard Jungle)-1955年公開」の主題歌に使用され、ビルボードで8週連続1位という大ヒットを記録。
「ロックンロールの最初で最大のヒット曲」とされ、これがロックンロールの誕生といわれています。
1954年 エルビス・プレスリー(Elvis Presley) 「ザッツ・オールライト/ブルームーン・オブ・ケンタッキー(That’s All Right / Blue Moon Of Kentucky)」でデビュー。
1955年 チャック・ベリー(Chuck Berry) 「メイベリーン(Maybellene)」でデビュー。
1957年 バディ・ホリー(Buddy Holley)はバディ・ホリー&ザ・クリケッツ(Buddy Holley&The Crickets)を率いて「ザットル・ビー・ザ・デイ(That’ll Be The Day)」でデビュー。
ギターが2人、ベース、ドラムというバンドスタイルや、バンドの名前(クリケッツは”こうろぎ”の意味)はビートルズに大きな影響を与えたといわれています。
初期のロックンロールはそもそもアーティストがオリジナルで作った曲か、R&Bやブルースなどのカバーでした。
初期のロックンロールのアーテストは曲を作るよりも演奏したり、歌を歌うことが得意なアーティストがほとんどだったため、世の中の需要に、楽曲の生産が追いつかない事態に陥りました。
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