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スタジオ・アルバムたった2枚で分解してしまったニューヨーク・ドールズ(New York Dolls) 。
ニューヨーク・パンクはガレージ・ロックやNew York Dollsから派生したといわれていますが、見た目がこんななのでw、グラム・ロックのくくりにされることが多いですね。
彼ら自身は、やはり商業的には成功することはできませんでしたが、後続のアーティストには多大な影響を与えました。
何しろ、エアロやキッスはドールズの前座だったほどです。
デビューアルバムのプロデュースがトッド・ラングレンということが功を奏しなかったようで、本人たちは不満だったのか 2枚目は違うプロデューサーに変えています。
しかし、2枚のアルバムでレコード会社の契約は打ち切られ、その後、どことも契約できず苦肉の策でマルコム・マクラーレンとマネージメント契約をします。
後のピストルズを創り上げた、マルコム・マクラーレンも残念ながら、ニューヨーク・ドールズの売り出しはうまくいきませんでしたが、ニューヨーク・ドールズを聞かせて、こんなバンドにする、と教育したのは有名ですね。
影響を受けたアーティストたちは成功しているところが皮肉っちゃあ皮肉なんですが、それに関しては、憶測よりも、スミスのモリッシーの呼びかけで再結成したときのシルヴェインの言葉がすべてを物語っているかと思うので、引用します。
「俺たちは先頭にいてあとちょっとでゴールだったのに、落馬して足を折っちまったのさ。で、後から追い越した連中は大金を稼いだ。キッス、エアロスミス、ブロンディー、トーキング・ヘッズ、クラッシュ、セックス・ピストルズってわけさ。俺たちが売ったのはレコードじゃなくて影響だけど、それじゃ金にならないさ。だけど俺は俺たちのやったことを誇りに思ってるぜ。」
再結成の様子は映画になってます。
DVDになっていますので、機会があれば、ぜひ。