4. グレイトフル・デッドの功績 |
その一方、グレイトフル・デッドはブートレッグを最初に黙認したアーティストともいわれていますが、一緒にツアーを回るファンが旅費などの資金調達をするための、自作のデッドグッズの販売も黙認しました。
デッド・ヘッズには、もともとヒッピーが多く、クリエイティブな人が多いため画も上手く、デッドTシャツはオリジナリティあふれる、面白いものが多く出回りました。
デッドはアンダーグラウンドな人気ではありましたが、圧倒的なコンサート数をこなしていた
おかげでそのつど販売されるブートTシャツも圧倒的な数となりました。
そうして70年代後半に入り、彼らが数万人単位の人数を収容するコロシアムを満員にするようになったころデッドTシャツの人気がブームとなります。
この頃、ロックもようやく一大産業として、大きな会場を回れるようになると
商売になると踏んだ他のプロモーターもロックTシャツの製作に力をいれ
そのコンサートでの記念としてのロックTシャツは爆発的に売れるようになります。
こうして、ロックTシャツは一つのカテゴリーとして根付いていきました。
ここ近年の古着ブームにより、プレミアがついているのは、おおよそこのあたりの年代のものが多いようですが、その後、ファッションブランドなどがテイストとしてのロックを取り入れ、リメイクなどを作ってロックファンならずとも人気が出ているのは周知の通りです。
一部のマニアのコレクションから市民権を得たロックTシャツ。
たとえ、プリントされているアーティストは知らなくても、それがきっかけとなって音楽にも興味を持つのも、ロックTシャツの醍醐味でもあります。
▼ ロックTシャツの起源 |
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