「ピンク・フロイド」が音楽を担当、幻の映画が日本初公開[シブヤ経済新聞より]2007/10/30

英ロックバンド、ピンク・フロイドが音楽を手がけ、バーベット・シュローダー監督の長編第2作となった幻の映画「ラ・ヴァレ」(1972年)が、公開から35年の時を経て日本初公開される。
60年代、仏ヌーベル・バーグの旗手として活躍した巨匠ジャン・リュック・ゴダールらに師事するかたちで頭角を現した同監督は、1970年に初の長編映画「モア」で監督デビュー。同作では地中海イビサ島を舞台に、60年代後半に盛り上がったサイケデリック・カルチャーを退廃的に描き、その楽曲も注目された。
起用したのは、当時全英トップチャートにも顔を出すようになっていた人気ロックバンド、ピンク・フロイド。サウンドトラックとしても発売された一連の楽曲は、照りつける太陽と海の中で破滅に向かうカップルの姿を、美しいサウンドで幻想的に描き出した。シュローダー監督は続く2作目でも同バンドを立て続けに起用。
第2作「ラ・ヴァレ」は処女作とは対称的に、パプア・ニューギニアの奥地を舞台にブルジョワ階級の主人公が未開の地を目指しながら精神を解放していくストーリー。アート系ミニシアター「シアター・イメージフォーラム」(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)では11月3日より、日本未公開となっていた同作のレイトショー公開に踏み切る。-シブヤ経済新聞から引用


-1972年に発表されたピンク・フロイドのアルバム、「雲の影(Obscured by Clouds)」はこの映画のサウンド・トラックですね。
日本初公開ということですが、どんな映画か気になるところです。モア(MORE)の監督の第2作なので、内容はあんなカンジかと思うんですが、この「雲の影(Obscured by Clouds)」も珍しく大作でもコンセプトアルバムでもないので、意外な感じがしたんですが、どうやら出来上がった映画をみてから2週間ほどでアルバムを完成させたそうで幾分気楽なかんじだったんでしょうか?映画を見れば、そのへん、わかるんでしょうね。きっと。

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